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Atelier de オジィ

ひろオジィの作業小屋雑記帖 

長く続いた風雨の痕

今日はほんとうに久しぶりに雲は多いながらも日差しが戻ってきた。風はまだ強く、もう2週間以上海に出られないでいる八重山の漁師はたぶん今日も船を出せないでいるだろう。

直撃されなかったものの今回の台風13,14号の影響は甚大である。自分に関して言えば今日までまる2週間屋根修理ができなかった。その間仮補修個所は強風であちこちまた破れた。先週はこちら八重山地方でも激しい雨が続き、地下水位が異常に上がったせいであろう、私のハウス内はほとんど地表面まで水が浸透してきている状態で未だに下がる気配がない。それに日照がほとんどゼロの日が10日以上続いたから、今月初めに播種した野菜の苗は軒並み徒長して、ブロッコリーなどスプラウトですか?みたいにヒョロヒョロになっている。数種類は蒔き直したいが、天候回復がある程度見込めないと・・・と待っていたらもう10月もおわりだ。

今回の大雨で島内各所では恒例の道路冠水はもとより、道路沿いの法面崩壊なども各所で発生した。県道の崩壊個所はもちろん大急ぎで修復工事が行われたが、林道などは未だ手つかずではなかろうか。
一番身近な場所での土砂崩れ現場は私のジョギングコースである。バンナ公園周回路の南東側、土地改良区の大きな農業用水タンクへ登る舗装された林道。写真手前の赤い歩道部分がいつも走る道になるが、この寸前まで山が崩れた。

バンナ土砂崩れ1

狭い範囲とはいえ、大きな樹木に覆われた山がこんなに豪快に崩れるとは。

バンナ土砂崩れ2

タンクへ続く林道入口。フェンスがあって基本的に立ち入り禁止だが、軽自動車なら離合も可能なくらいの道幅がある。

農業用水タンク入り口

それがフェンスから数メートルで、山になりました。修復の困難さは私にはとても想像できません。

タンクへの道崩壊

さて、天気が回復した今日になって初めて気付いたが、於茂登岳(おもとだけ)の山腹にもあちこち崩壊個所があって赤土がのぞいており、改めて集中豪雨の脅威を感じる。しばらくは好天が続いてくれることを願いたい。

おもと山あちこち土砂崩れ

ちなみに山頂付近の建造物は気象台のもの。気象データ収集の各種機器が設置されているが、レーダー関連機器が今回の強風で故障中、現在気象庁サイトのレーダー画面で八重山地方の情報が出ないのはそのためです。
    12:46 | Trackback : 0 | Comment : 4 | Top

カックロールの花

カックロール (学名 Momordica dioica Roxb. 英名 Teasle Gourd) 
カックロールは「苦くないニガウリ」などといって売られていることもある、ゴーヤの仲間の植物。売られている、と書いたが、まだまだレア物野菜であろう。もともと東南アジア(バングラデシュ)原産だが、ビタミンC含量が非常に多いこともあり近年新顔野菜として知られるようになった。
カックロールはその品種を九州大学とある企業が共同研究していたようで、市場に出回るものはたぶん野生のものよりは大きな果実をつけるものが一部で営利栽培されているのだろう。(このあたりの事情・現状はちょっと私よくわかりません)
たぶんオリジナルに近い(つまり実がきっと小さい)ものに違いないが、私のハウスにも数本あります。これがまた雌雄異株でヤッカイ・・・ようやく花を咲かせてもオスだけ、メスだけ・・・のことが多くまだ自分のハウスにあるものは結実したことがない。
今日めずらしくメス花2コにオス花1コ・・・やった!ようやく受粉できます。うまく結実すればいいけどな。
てなわけで、今日はカックロールの花をご覧ください。

実は小さいのに、花はゴーヤの8倍くらい(?)のデカイ花。ゴーヤというより以前ご紹介した「ガックフルーツ」の花に近い。これはオス花。

カックロール雄花

花粉の量も結構スゴイ。

カックロール雄花オシベ

メス花は花弁がややスッキリした印象だが、大きさ、形ともオス花とほぼ同様。もちろん実になる部分が違います!ごらんのとおり小さい突起がたくさんある。

メス花の子房側から

ついでに、下の写真はオス花のつぼみ。これまた「ガックフルーツ」とそっくりな烏帽子型。

カックロールのつぼみ

私はカックロール、まだ実際に食したことがないんですよ~。とりあえず受粉できたので楽しみだなー。続報をお伝えできればいいんですがね。

最後にどうでもいいことですが、「苦くないニガウリ」という呼称もちょっと変に感じるが、あるサイトには英名表現で BITTERLESS BITTER GOURD (bitter gourdはニガウリ、つまり苦くないニガウリ直訳ですな) とあった。ウーンどうなんですか・・・なんか「塩分控えめ食卓塩」とか「甘さひかえめ上白糖」みたいな表現だが・・・今後どういった呼び名で広まるんだろうか。
    14:46 | Trackback : 0 | Comment : 0 | Top

ネコちゃん神出鬼没

ポットで寝ていたはずのネコちゃんは、この一週間の豪雨・大洪水でどこにいっちゃったかなー・・・

・・・ (発見!また別の物置スペース)

えー今日はこんなところに・・・しかしこんなキタナイところが好きなんだな。

ねこちゃん発見しました

枯れ葉やゴミをベッドにして寝てる・・・

眠っているようなネコちゃん

近づいても寝てる・・・起きてる?

あんたか1

「・・・なんやアンタか・・・」みたいな感じ。先日の警戒心はどこへいったのか。

あんたか2

「・・・アンタか・・・」

まだみとるんか!?

「・・・まだ見とるんか・・・」

やっぱねむいわ

「・・・やっぱ眠いわ・・・」


これでも明日の朝にはきっとここにはいないんだよなー。不思議といえば不思議です。ではネコちゃんまた次に遭う日まで♪
    22:38 | Trackback : 0 | Comment : 6 | Top

真奈男~Ⅱ

去る6/26記事に書いたタイのライム「マナオ」、その後(タネとりのために)熟れるまで樹上で放置しておいたらごらんのように真っ黄色になった。

完熟マナオ果実

ライムも熟すと黄色くなるんだな・・・って当たり前か。
この実は完熟して落ちたものを今日拾ってきたんだが、今年ついていた実はもう9月から熟れてきており、ほとんど落ちた(食べた)ので最後の数個を残すのみ。
ここまで完熟すると青いマナオの独特な香りは少なくなるが甘みも出て、チューハイ(・・・またか)なんかに絞るとホント美味しいです。

数軒の石垣島のマンゴー農家が「ポトリ果マンゴー」という呼称(ブランド名、といってもいいかな)で袋掛けして完熟したマンゴーがポトリ、と(袋の中に)落ちたものを販売されているが、このマナオも熟れたら(地ベタに)ポトリ、って落ちている。

落ちた実、といえばこれまた先日バンナ公園ラン中に拾ったもの。こちらもかつて記事にしたことのある大きなドングリ(オキナワウラジロガシ)。今年はある程度実がついたようです。3個づつ両手に握って走ったが、一個途中で落とした・・・

ウラジロカシ2010秋

さてニュースでは奄美地方の豪雨が連日伝えられているが、こちら石垣島も大雨続きで道路はあちこち冠水、今日は帰り道危うく車を水没させるところでした。明日の予報も一日雨。大変です。
    23:15 | Trackback : 0 | Comment : 0 | Top

不安な猫

8月末の旧盆のときに、ハウスに迷い込んだ子猫のことを書いたが、お盆の終わりとともに姿は見えなくなった。やっぱグソーに帰ったのか、すっかり忘れていたがいきなり再会した。

ねこちゃん入浴中

ここは物置状になっているスペースで、黒い容器はいうまでもなくパパイヤを植えるための80L大型ポットである。最初、耳だけ見えて何だ!?と驚いたが、すぐに目があった。あらお風呂でしたか・・・

土の上で眠る

しかしポットに入っているのはお湯ではなくてもちろん土。乾燥してるから気持ちいいんでしょうか。半分眠っていたようで目を閉じたり開いたりしてましたが、グイグイ迫って撮影していたらさすがにいきなりピョンと飛び出して物陰に隠れた。

不安な顔つきの猫

やっぱり飼い猫とは違って、とても警戒した表情、というか不安な目つき。眉間?にしわが寄っているようにも見える。

この物置スペース、最近ネズミが多くて困ってるんですが、大きな野ネズミを捕獲するにはまだ小さすぎるんでしょうか一向にネズミは減ってません。ずっといてもいいから、ネズミ退治お願いしますよ子猫チャン♪
    22:51 | Trackback : 0 | Comment : 0 | Top

登野城の結願祭つづき

昨日のつづきです。
道スナイの行列は天川御嶽に向かい、午後1時からは天川御嶽で結願祭の本プログラムとなりました。ここからたくさんのグループによる踊りや棒術、獅子舞などが奉納されます。
家から徒歩五分の天川御嶽ですが、すでに奉納の芸能が始まっておりごらんの混雑。

天川御嶽の会場前

老朽化に伴い、今年天川御嶽の正面建物や鳥居が改築されてピカピカです。混んでて正面入り口側からは全然見えない。

新装なった御嶽

鳥居にも「結願祭」の文字が。そのうしろに見えているのは旗頭です。

結願祭の鳥居

ちょっとわきからのぞくと、中学生による演目「まみどーま」、カマや鍬を持って農作業の様子を描いた有名なおどりです。ちなみに「石垣第二中学校郷土芸能部」の皆さん。

2中のまみどーま

プログラムをもっていたかったので、姪っ子の出番は既に過ぎてしまったのかと心配してたら声をかけられた。姪っ子(右)のチールーは商工の郷土芸能部なのでそれで出ているのかと思ったら、この踊りは登野城青年会、だそうです。お友達と一緒に。

チールと友達

このあとすぐに始まりました。おどりながら入場。

青年会入場

今日の演目は「ちゅいちゅい」でした。

ちゅいちゅいを奉納

さて、夜仕事を終えて帰ってからカミさんといろいろ話していたら、昨日記事にありました行列先頭のミルク(弥勒)はなんと「新城貞美(あらしろさだみ)」さんだったそうでまたビックリ。正面からバチバチ写真撮った私ですが、気づきませんでした(当然!?)。
この方貞美さんはアノ「新城幸也」君のお父さんです。ご本人もずっとトライアスロンをやられていて、その意味で幸也君はお父さんや周囲の英才教育もあって世界で戦うすごい選手になったわけですね。
3回くらい先の(36年後)の結願祭では幸也君がミルクやってたりして???
    12:37 | Trackback : 0 | Comment : 0 | Top

結願祭の行列(道スナイ)

本日、明日と竹富島では有名な「種取祭」が行われているが、今日は私の住む登野城(とのしろ)地区では12年に一度の結願祭(きつがんさい)である。

結願祭は本日午後1時から天川御嶽で行われるのだが、それに先立ちお昼前から約2時間近くをかけて行列が町内を一周します。ついさっき家のすぐ下の道を通過したので、その様子をご紹介します。

この行列は道スナイ(道スネーとか、道ジュネーとか、地域によって発音が異なる)と呼ばれ、ミルク(弥勒)が先頭になってゆっくり進行していきます。

行列の先頭、白い面をかぶっているのがミルクです。

先頭のミルク

このミルクの面は今回新調されたそうです。

みるくアップ

ミルクに続いて花や五穀を持つ女の子たち。

五穀を持つ女子

そのあとに続く、花を持った女の子のうちのひとりが実家の長男の娘ユメです。私に気付きましたが、ピースしなくてもいいってば!

ゆめピース

女の子たち、着物姿がよく御似合いです。中央のカメラ目線?の子は、知らない子です。右側がユメ。こうしてみるとおかあさんに似てきたねぇ・・・

ゆめアップ

このあと部落の人々が続きますが、そのあとには獅子がいたり・・・

結願祭の獅子

祝いの車がいたり(植木屋さんかと思った)・・・

植木屋風の車

マーチングバンドがいたりしますが、写真右側が笑っちゃう「エイドステーション」、行列が2時間近くになるので、給水は欠かせません(かな?)。マーチングバンドの若者は見向きもしません(できない)が、年配の方々は次々給水(給茶)されていました。

マーチング&エイドステーション

婦人たちが数本の綱を引っ張っている行列、初めて見ましたが・・・

綱を引く婦人

その後方で、曳かれていたのはこれ。

婦人たちに曳かれて

さて、このあとは天川御嶽での奉納行事です。こちらには八重山商工高校の郷土芸能部にいる姪っ子が踊りを奉納するそうなので、ちょっと見てから、午後の仕事に行きます。(でも本人を見つけるの、難しいんだよな~みんな化粧しておんなじ格好してるから・・・)
    13:35 | Trackback : 0 | Comment : 0 | Top

2010年10月きょうの雑記帖

この2ヶ月間の拙blog更新頻度は既にblogとはいえないようなもので、しかも先月などそろそろ復活だのカラ元気を出してだの書いてはいるが、やはりそう宣言したところで簡単にカラ元気さえ出るものではなかったようである。

台風によるハウス屋根フィルム被害(被害というよりなるべくしてなったんだが)の応急処置はようやく終わった。中古フィルムで破れを繕っただけだから、本当の復旧作業は実はこれから。新品のフィルムやスプリングで張り替えていく。
今回の仮補修は雨や強風の日は作業できないので別にして、さける時間は1日せいぜい3時間ほどだ。通常の出荷とか作物管理の仕事はもちろん普通にあるし、諸事情ございまして特に台風後昨日までは何ていうのか、忙しい、とかいうのではなくて、どれもハンパにしか進まず、しかもやればやるほど別な問題も出てきたりしてパンク状態って感じ。

以前から何度か書いているように、自分はこの仕事を好きでやってるんだ。だから(ハウスの補修作業も含めて)毎日の仕事がイヤだと感じることはない。仕事中は難儀ではあっても楽しいくらい。だが1日終わってふと今日できたことを考えるとショボンとする。晩飯のときは(腹は減るんだよ!恥ずかしいくらい)なんとなく無口でたぶん憂鬱な表情になることが多いのだろう、時々カミさんに指摘されるけど、まあハウスの現状を知ってるから意味なくふさいでいるのではないと理解してくれているのだろう(?)。しかし先週など特に、普段はグースカ爆睡する自分が、いつもの起床時間(朝5時前くらい)の1時間ほど前に目覚めてしまったりするともう苦しくて眠れない。あれとこれと、どれも終わっていないとか考えて胸が暗雲たちこめてるような感覚になりお腹もいたくなってきてウンウンうなされる。

もしかしてこれってウツ状態ってやつか?と思ったのは先週初めころか。その頃新聞に八重山の自殺者数の推移が全国の傾向とともに記事になった日があり、家に昼飯に戻ってなんとなくその記事を見ていたら、飯を食いながら突然涙がダーっと出てきて、殆ど口に入った飯をこぼさんばかりに泣けてきた。中高年の自殺者の増加、その理由が経済的な困窮、ひいては自分に存在価値をみとめられなくなる、という今にはじまったことではない、何度も聞いた話であるが、何といえばいいのだろう?自分の心にエライ堪えてしまったのである。また、最近新聞やテレビでもしばしば目にするうつ病についての公共広告があるが、思わず目をそらしてしまって心理的に受け入れ拒否みたいな気持ちになるのに気付いている。

さきに述べたように、仕事(作業)していれば気は紛れる、というのが自分としてはまだ深刻な事態にならずに済んでいるのだろう。しかも難儀であってもイヤではない仕事、といえば仕事がストレスを増大することにはなるまい。先の、うつ病や自殺に至る絶望はそれこそ仕事さえもない、できないという状況があるわけで、では自分のこの胸の内の灰色の雲は何によっているのか?

身も蓋もない話かもしれないが、要するに金がないってことだろうな、と思っている。自分の場合、たった500坪のハウス一棟だけがいわば唯一の収入源だが、500坪を農業でうまく、いや、なんとか生活できるようにやっていくのはどんなに大変か、この年になってやっと身にしみる。これは500坪が少ないから、ということではなく、仮に倍の面積を所有したとしても同じだと思う。だからこの500坪でなんとかできなければ、結局ダメということなんだ。

500坪で暮らしていくための稼ぎを捻出するには相当の効率(ここでは作物の回転率とか生産を切らさないようにローテーションしていく、という意味)が必要である。もうずいぶん前からblogでも「怒涛の自転車操業」などと言っているが、自転車操業でなんとか生活しているレベルだと突発事態にまで対応できないんだな。台風被害とか、予期せぬ作物の不具合とか。本当は、自転車操業であれわずかづつでもプラスを出して不測の事態に備えていかなくてはならない、ということはアタマでわかってる。しかしそれはどんなに困難なことだろう。

自分は40才になって農業を始めたわけで、これまで農業関係の融資などにはお世話になっていない。自分のハウスも補助事業ではなく自己資金。まあ、ここらへんは(制度面で)新規農業参入がいかに困難か、という別な問題もあって、考えること言いたいことももいろいろあるが今日は措いておく。ともかく金が無い状況ってのが心身をいかにすり減らすかよく分かった。学生時代、慢性的なビンボー状態のことを「金欠病」なんてノンキに言ってる人たちが回りにたくさんいたが、今や「金欠病」の本当の意味を知った(笑)!金が無いことによって次々引き起こされる心理的・身体的なダメージ、これが「金欠病」の正体だったのか!(笑っておこうこの際!)

金がないことをここで愚痴ってもしょうがないこともわかっている。こんなことは楽しくもない話題だろう。でも今日は自分のために、とういか少しは落ち着いて考えるつもりで書いてみた。何度も言ってるように、農業は好きでやってることだ。でもある意味では腹くくるしかないんだ。自分はこれで生きていくんだから。ちょっと苦しい日々を過ごしているけれども、明日からまたカラ元気を出して生きていきます!
    22:46 | Trackback : 0 | Comment : 4 | Top
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Author:ひろオジィ

石垣島のひろオジィ 
オジィと称しているがおじいさんではなくおじさん。

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