Atelier de オジィ

ひろオジィの作業小屋雑記帖 

書きなおし(1)

すごく以前に当blogに書いたことがあるが、私は大竹伸朗氏がとても好きで、作品集のみならず美術雑誌の特集とか単行本の多くは読んでいる。最新エッセイ集として今年6月には「ビ」(新潮社)が発刊されているが今日の話題は以前のエッセイ集、「ネオンと絵具箱」。

この本は2006年に月曜社というところから出されて、私は当時すぐに買って読んだ。その本が文庫化されたのは昨年2012年だが、半年ほど前にたまたま書店で見つけ、パラパラめくっていたら大幅に増補(別の雑誌や新聞に連載されたエッセイなどを追加)されており、即購入した。

ネオンと絵具箱2冊

画像左 ネオンと絵具箱 月曜社   2006年9月18日第一刷
画像右 ネオンと絵具箱 ちくま文庫 2012年5月10日第一刷


まず文庫版に追加された(私は)未読だった文章を読み、その後あらためてかつて単行本で既に読んだ前半部分も拾い読みするように読み返した。いくつかの印象深いエッセイを再読していると、時折「ん?」とひっかかるものがある。

そのうちそれが「別の言い方(いいまわし)じゃなかったっけ?」と思い当り、単行本と比べてみると、驚くほど多くの箇所が(小さく)変更されているのであった。大竹氏は美術作品については過去のものに手を入れることはあるまい(それだったら新たに作るはずだ)と思っていたから、文章であれば事情は違うのは当然としても単なる(編集者による)校正程度とはいえない修正には意外な気もしたし感激(というと大げさか)もした。

例えば、かつての下宿人だった遠山氏(その後JUKE/19というバンド?を組む)との経緯を書いたエッセイ(「遠山」)の末尾。最初が初出、次が文庫版。

なぜかそんな流れになってしまったのだ。ただそうなってしまったことを晩秋の陽だまりでサボテンなど見たりボーッと快晴の秋空を眺めながら考えていたらなぜか遠山と過ごした時間の残像が浮んでは消えた。

なぜかそんな流れになってしまったのだ。ただそうなってしまったことを秋口の陽だまりの中で考えるでも考えないでもなく、サボテンを眺めつつボーッと雲一つない快晴の空の下で暇をつぶしていると、遠山と過ごした時間の残像が、頭蓋骨内側の曲面にポロポロと時折焦点を結ぶ。

単行本、文庫本とも上記エッセイに続いて掲載されているのが以下の例2であるが、これに至っては「名前が違う」笑(まあ事情もあるのでしょう、記憶違いってことはなかろうが) 「佐賀の松本君」というタイトルだったエッセイは「松尾君のこと」となっている。
こちらもエッセイ末尾部分。

その後彼からは何も連絡はない。時々気が滅入って何もつくる気力がない時、松本君の伏し目がちにはにかんだ笑顔を思い出すことがある。
そして「こいつ一人のためにでも次にすすまなくてはいけないのだ」といった不思議な力が湧いてくる。

その後彼からは何も連絡はない。時々気が滅入って何もつくる気力がない時、松尾君の伏し目がちにはにかんだ笑顔を思い出す。
そして「こいつ一人のためにでも次にすすまなくてはいけないのだ」そんな不思議な力が湧いてくる。


前の例はかなり語句の追加があるが、「その感じ」をより正確に表現している、といえるのではないか。また後者は、校正者によるレベルといった小修正だが、断然文庫版の方がストレートで素晴らしいと思う。

今日この記事はいきなりここで終了するが、最近時々考えている「書き直し」ということについて、このあと幾つかの記事を書きたいと思っている。

    22:41 | Trackback : 0 | Comment : 0 | Top

夏のクラクション

今日の空港7_sep_2013

本日午後の石垣空港。4つあるボーディングブリッジはすべて使用中。
今朝の地元新聞によると既に「過密」空港だそうで、ボーディングブリッジがフル稼働のため着陸後しばらくそのまま機内で20分待たされるということも。ウワサの787には(ボーディングブリッジの規格が違うんですかね?)対応していないらしい。画像左端は先日から運航開始したスカイマークで、LCCとしてはピーチも就航中。さらにマンダリン航空も定期便。だいじょうぶか!?

何度も書いたように私の農園(ハウス)は空港に近いが、「農道沿い」である。その農道をカッ飛ばすタクシーやレンタカーが突然増えたことも書いた。

特にタクシーは目に余る。はっきり申し上げて観光客急増でタクシー業界ノボセあがっているのか、あまりにもひどい。
先月夏休み期間中に1度ならず起こったことだが、私がハウスから農道に出る(左折)とき、左方から空港に向かって走るタクシーに遭遇することがある。向こうは左方から直進、私は左折なので普通に運転すれば何の問題もない。ところが、農道に出るために当然一旦停止しつつウインカーを出し道路に進入するその時に前方からタクシーが向かってくる場合、強烈なクラクションを鳴らされるのである。

最初はAタクシーだったので、Aタクシー許さん!絶対乗らん!!と思ったが、次はN,その次はI(笑)とたぶん殆ど全てのタクシーが我がブラックリストに載った。

それがどれも半端じゃないスピードなんですよ。だから農道のド真ん中を突進してくるわけ。そりゃタクシーからすれば「ゲーこんなとこから道路にでてくんじゃねーよ!」って感じでクラクション鳴らすんだろうが、こちらとすれば何でクラクション鳴らされるんだ!ですよ。それに急いでるんだったら海沿いの国道かリースン道路通れよ!といいたい。

ウチの前の農道、タクシー通行禁止にしてくれないかな(ホントにそう思ってる)。おねがいしますよ・・・



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